3点式ユニットバスの中にある洗面台の排水管を交換

浴槽、トイレ、洗面台がまとまった3点式ユニットバスは水まわりは集中してるため、
水道トラブルが起こりやすい空間です。
洗面台の排水管が原因の場合は新品への交換も考えねばならず、
一般の方が行うにはハードルの高い作業になります。

この記事では、3点式ユニットバスにおける洗面台の排水管トラブルや、
当社における交換工事の事例、そして水道業者選びのポイントを解説しています。
洗面台の排水管に不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

交換は必要?ユニットバスの洗面台の排水管トラブルでよくある事例

3点式ユニットバスは浴槽、洗い場、洗面台がひとつの排水口に繋がっており、
それぞれの水をまとめて排出する仕組みになっています。
洗面台には水を出す洗面ボウルと排水口を中継する排水管(パイプ)があり
この排水管が故障するとさまざまなトラブルを引き起こします。
よくある事例は以下の3つです。

・パイプの経年劣化や破損による水漏れ
・洗面ボウルの排水口に物を落としたことによる詰まり
・排水トラップの不具合による悪臭

それぞれの事例を詳しく見ていきましょう。

パイプの経年劣化や破損による水漏れ

洗面台に使われる排水管には耐久年数があり、一般的には20年程度が寿命です。
使用頻度が高い3点式ユニットバスですと、更に早いペースでの劣化が考えられます。
脆くなった排水管は穴が開きやすくなり、そこから水が漏れるようになります。
パイプ自体は問題なくても、繋ぎ目を補強するパッキンに不良が生じ、
隙間から「チョロチョロ」とした水漏れが起こることも珍しくありません。
もし排水管そのものが破損してる場合は、新品に交換するのがベターな処置です。

排水口に物を落としたことによる詰まり

洗面台に小さな物を落とし、排水管の奥まで入りこんでしまうケースも多いです。
洗面台でよく使うヘアピンやカミソリは細長いのでうっかり落とすと、排水口を通り過ぎてしまいます。

そして排水管に詰まった異物が水の流れを悪化させて、詰まりを引き起こすわけです。
解決法はシンプルで、排水管を一旦取り除いて異物を取り除けばOK。
洗面ボウルと管の結合部をレンチや手で分離さえ、物を取り出したら元に戻し…
詰まりが解消されているかテストして終了となります。

誰でもできそうな作業ですが、知識がないとパイプを戻す際に正しく接合できず、
新しい故障のきっかけになることも、なるべく水道業者に任せた方が安心できます。

排水トラップの不具合による悪臭

洗面台の排水管には、途中でS字にカーブしてるタイプがあります。
これは排水トラップといい、S字の部分に溜まった水が下水から立ち上る臭いに
蓋をするという役目を果たしています。

もし洗面台からの悪臭に悩まされているなら…
排水トラップになんらかの以上が起きている可能性が高いです。
たとえばS字にあるべき水がなくてフタができていない、
排水トラップそのものが割れて臭いが漏れている、といった事案が考えられます。

水が足りないだけなら、水を流して補充すれば直ることもありますが…
排水トラップそのものに故障があれば交換が賢明でしょう。

実際にあったご依頼を元に解説!ユニットバス洗面台の排水管交換の工事例

排水管の交換作業には、専門知識と技術が欠かせません。
一般人の方が独力で行うのは難しい施工となりますので、
経験豊富な水道業者に任せるのが無難といえます。

ここからは、当社が請け負った慈愛を元に考えられる工事例を解説していきます。

工事例① 破損が激しい排水管を新しい物に交換する

腐食や老朽化が著しい排水管は基本的に交換で対処します。
水が漏れるような穴が開いていたり、管に白いサビが付着していたり…
そういった状態で使い続けるのは危険です、一刻も早い処置が必要です。

また、排水管の交換工事では…
「傷んだパイプだけ取り換える」か「排水管全体を取り換える」かの
判断を迫られる場合があります。

傷んだパイプに絞れば費用は安く済みますが、
洗面台を取り付けてから20年近く経っている場合は、排水管全体の交換を定期します。
古くなった排水管は一部分だけ直しても、他の箇所で同じ故障が起きやすいからです。

以前「15年以上使った洗面台の排水管に穴が開いた」というご相談がありました。
その時は現地で診断を行い「この先も使うなら排水管そのものを新しくした方がいい」と
お客様に説明した上で交換工事を行いました。
幸いにも施工後は大きなトラブルもなかったようです。

排水管の交換は大掛かりになるケースもあります。
水道業者の説明をよく聞き、十分に納得してから進めるのが大切です。

工事例② 排水管のパーツのみを交換

トラブルの原因がパイプ本体ではなくパーツの不具合なら、
比較的簡単な工事で解決できるかもしれません。

例えば、お客様から「排水管が壊れて水漏れした!」と相談されても…
現地で確認するとパイプの繋ぎ目を塞ぐパッキンが古くなっており、
そこから水が垂れていたケースが多々あります。
この場合はパッキンを新品に取り換え、水が問題なく流れるのを確認するだけです。

このように、洗面台の排水管トラブルでも簡単なパーツ交換で済む工事例は数多くあります。
排水管やユニットバス全体を新しくする必要があるとは限らないので、
水漏れを発見しても慌てず水道工事に相談してみましょう。

排水管トラブルを放置したリスクと水道業者に交換を依頼する際のポイント

排水管の交換というと面食らってしまい…
「そんなことするぐらいなら放っておこう」と考えてしまう方もいます。
ですが、簡単に直せるはずの水漏れや詰まりを無視したせいで状況が悪化し、
手に負えない大事になった例は数え切れません。
些細な水道トラブルだと見くびらす、早めに適切な水道業者に依頼するのが何よりも大事です。

ここからは、「排水管の不調を放置した際のリスク」と…
「水道業者を選ぶ際のポイント」を解説していきます。

お風呂やトイレも使えなくなる?ユニットバスの不具合を放置するリスク

3点式ユニットバスは洗面台だけでなく、浴槽や便器もセットになっています。
洗面台の異常を放置すると、被害が広がり入浴やトイレといった…
日常生活に支障が出る可能性が出てきます。

・パイプからの漏水でカビの繁殖リスクが上がる
・逆流した悪臭が悪化して、お風呂やトイレが使いづらくなる
・破損が致命的になってからの修理は費用が高騰しやすい

いずれも避けたいですよね。
水まわりの故障は自然には直らないので、目を背けずに早めに対処しましょう。

水道業者選びのポイント

意を決して水道業者を選ぶ際は、以下の2点を意識してみてください。

・水道局指定業者かをチェックする
・事前見積を無料で行ってくれる
・営業所がちゃんと近くの地域に存在しているか

水道局指定業者とは、法令で定めた基準を満たした施工を行う水道業者です。
適切な水道工事ができると水道局から認められた水道業者ですので、
選ぶ際の大事な目安となります。

また、事前見積もりを無料で受け付けているかもポイントです。
排水管の交換はケースによって費用が変わりやすく、相場も19,800円~49,800円と大きなブレがあります。
一概に「これだけかかる」と言い切れないので、事前見積がとれる水道業者に相談するのがいいでしょう。

そして、大手など全国対応という水道業者は多いですが…
実際は、大まかなエリアはこの営業所担当で向かうのは協力業者さん。
といったパターンが多くなっています。

地域密着の水道屋さんの場合、保証は大手サービスよりは少ないかもしれませんが…
柔軟に対応してくれて、ついでに別の水まわりも見てアドバイスをくれるといった事があります。
こういう「融通が利く業者さん」と繋がる為には…

・お住まいの地域の近くに、会社と営業所が存在しているか。
・会社と営業所の住所がバラバラになっていないか。(本当に地域密着なのか)

上記の2点を確認すると良いでしょう。
ぜひ水道業者を選ぶ際には、参考にしてみてください。

まとめ

3点式ユニットバスは水まわりのトラブルが起きやすく、
洗面台の排水管がおかしければ交換が必要になってきます。

水道局指定業者「くらしのメンテナンス」では、
埼玉県・東京都エリアで水道工事を承っております。
現状やお客様のご意向に合わせたご提案をさせていただいております、
無料出張見積もりも積極的に行っておりますので、ぜひお気軽にお声がけください!

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この記事を書いた人

給水装置工事主任技術者(歴16年)
これまでに"15,000件"の案件を担当。